Densah Bur
本年度からインプラントを埋入する時に使用するuniversal Densah Bur Kit を導入しています。Osseodensification (骨の緻密化)という新しいコンセプトを基に開発されたドリルキットで、骨密度の低い部位に対して逆回転のドリリングを行い、骨密度を高めることが可能となります。
正回転のドリリングとは異なり、逆回転でドリリングを行うことで切削片が骨壁に沿って圧縮されていきます。
これにより骨が高密度化され高いBIC(Bone Implant Contact)の獲得と、より高い初期固定を得ることが期待できます。
Densah Burの適応症例
1,ナローリッジのケース:逆回転により骨を切削せず圧縮しながら埋入窩を形成できるので狭窄した歯顎骨であってもドリリングによる裂開が起こりづらくなります。
2,上顎洞に近接するケース:上顎洞底部までの垂直的骨量が乏しいケースに逆回転の原理を応用することで、自家骨のみで上顎洞粘膜を挙上することが可能です。
また補填材を上顎洞内へ填入することも可能です。
カテゴリー:インプラント 投稿日:2021年11月25日