MEGAGEN JAPAN ON-LINE SEMINAR
MEGAGEN JAPAN ON-LINE SEMINAR「Minimalismを極める」が2025年3月12日に開催され、後日聴講しました。
内容は以下の通りです。
ミニマリズムの考え方をインプラント治療に導入することで、治療のプロセスはより簡素化され、手術回数が軽減される。
これにより治療の透明性が高まり、患者においては治療内容がより理解しやすくなるため、治療への不安を軽減する。
外科的侵襲を抑えることで生体の自然治癒を促進し、出血や痛みを最小限にすることが可能である。予後の安定性に不安が残る骨移植や骨造成、軟組織移植などを避けることにより、長期的に安定した治療経過をたどり、治療後は長期にわたって患者の高いQOLが維持される。
また必要最低限の治療に絞り込むことで、治療回数、治療期間が減少し高額になりがちなインプラント治療の全体的な治療コストも削減できるため、とくに高齢社会の日本においてはミニマリズムの考え方に基づいた治療が今後第一選択になると思われる。
有賀 正治先生
・下顎大臼歯の抜歯後早期埋入症例
・ミニマリズムを考慮した下顎臼歯部の抜歯即時埋入、即時荷重症例
中山 隆司先生
・破折した上顎中切歯へのインプラント審美補綴
・大きな根尖病変を有した上顎中切歯へのインプラント審美補綴
林 揚春先生
・垂直骨量の少ない部位の抜歯即時埋入
・トレフィンバーを用いたグラフトレスサイナスリフト
・ミニマリズムを考慮したサイナスリフト
参考文献
インプラントジャーナル2025 101
ゼニス出版